スギちゃん、お笑いではAIに完勝宣言「まだスギちゃんのレベルには達してない」 カズレーザー…

2025/09/29 19:29 

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お笑いではAIに完勝できると宣言したスギちゃん (C)ORICON NewS inc.

 お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザー(41)、ピン芸人のスギちゃんが29日、都内で行われた世界で初めて長編映画としてCGを本格導入し、映像エンターテインメントの歴史を変えた伝説的作品『トロン』(1982年)シリーズ最新作『トロン:アレス』(10月10日公開)の東京侵食ナイトに参加した。

【写真】“パンツ、食い込みまくってる”スギちゃん

 冒頭、1人で登場したスギちゃんは「2012年流行語大賞を取ったあのスギちゃんだぜ。13年を経て、大好きな映画『トロン』のイベントに呼んでもらうなんて最高だぜ」とにんまり。「相変わらずスギちゃんはワイルドだぜ。ズボンが下がるからサスペンダーしてきたのに、ワイルドな男はそのサスペンダーはパンツに付けてきたぜ。パンツ、食い込みまくってるぜ。ワイルドだろぉ」とボケまくり、ややウケの連続だった。

 その後、カズレーザーも登場。AIプログラムが現実世界に実体化するところから物語が始まる。これにちなんでAIのトークをすることに。スギちゃんは「ネタを書いたりもできるAI絵がある。しかし、AIに携わる方に聞くと、まだスギちゃんのレベルには達してない」と話し、カズレーザーは「本当ですか?」と驚く。「だから安心しているんです。スギちゃんの方がまだ面白い」とスギちゃんがにんまりすると、カズレーザーは「AIは攻めてこない。ワイルドさがないですから。まだ勝ってますよ!」とおだてていた。

 『トロン』は、デジタル世界に送り込まれた天才コンピュータープログラマー、ケヴィン・フリンが生死をかけたゲームに挑む姿を描く。現実世界からコンピューター・システムの“デジタル世界”へ侵入するという画期的な設定と、長編映画で初めて本格的にCGを導入した“映像革命”は、当時大きな社会現象を巻き起こした。

 ジェームズ・キャメロン、ジョージ・ルーカス、ピーター・ジャクソン、ティム・バートン、ウォシャウスキー兄弟など名だたる監督たちに影響を与えたほか、ピクサー創始者ジョン・ラセターは「『トロン』がなければ『トイ・ストーリー』は生まれなかった」と語り、後の数々の作品にも大きなインパクトを残している。

 28年ぶりの続編『トロン:レガシー』(2010年)は、青白く輝くネオンを基調とした当時最先端の映像美で観客を魅了。ダフト・パンクが手がけたサウンドトラックも映画の枠を超えて話題をさらった。その後もシリーズはゲーム展開や、ディズニーワールドのアトラクション「ライトサイクル・ラン」として形を変え、多くの人々に愛され続けている。

 そして最新作『トロン:アレス』が描くのは、これまでの逆。現実世界からデジタル世界へ“侵入”する物語ではなく、デジタル世界の“超高度AIプログラム”が現実世界を襲う。
ORICON NEWS

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