前橋市長ホテル問題、2日に再説明へ 市議会、進退問う意見書提出

2025/09/29 19:54 

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 前橋市の小川晶市長が市職員と複数回にわたってホテルを訪れていた問題で、市議会各会派は29日、問題の経緯や小川市長の進退を問う意見書をまとめ、提出した。小川市長は26日に市議への説明をしたが、さらなる説明を求められ、10月2日に再説明を行う方針。

 意見書は、各会派の質問などを集約。最大会派の前橋高志会と第2会派の前橋令明は連名で、26日の説明は「情報量・内容ともに不足し、市長の言葉が真実として受け止められる理解には一切至らなかった」と批判。市長の政治倫理条例を引いて「私生活においても高い倫理観と社会的規範性が求められる」と指摘し、「どのような進退を考えているか、理由を含め、率直な考えを示して」と求めた。

 共産は公用車の使用記録などを求め、公明は「納得できる回答がない限り、早期の辞職を強く要望する」と記した。まえばし市民クラブは「会派としては信じたい思いでいる」とした上で進退などを尋ねた。

 意見書は富田公隆議長が小川市長に提出。富田議長によると、再説明は小川市長から提案があり、前回にはなかった質疑応答を行う意向も示した。富田議長は、再説明の日までに意見書にも回答するよう求めたという。【加藤栄】

毎日新聞

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