来年でデビュー40周年の坂本冬美、大阪できらびやかな洋装&和装 一路真輝とのデュエットも

2025/10/12 10:43 

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新歌舞伎座『坂本冬美特別公演』開幕 撮影:河上 良

 歌手・坂本冬美が10日、大阪・新歌舞伎座で『坂本冬美特別公演』(10月31日千穐楽)をスタートした。多彩な顔ぶれがそろい、第一部は新作書下ろしの芝居、第二部は特別なステージを届ける。

【写真多数】『坂本冬美特別公演』きらびやかなステージ 坂本冬美&一路真輝デュエット姿も

 第一部『弁天お春騒動記』(作・齋藤雅文、演出・宮田慶子)は、近代化する明治時代を舞台に、新しいもの、大切なものを描く。

 ここは「弁天の杜」と呼ばれる場所。瓦版屋のお春(坂本)は、仲間とともに美術品競売を通じ、時には詐欺まがいの商いも行ってでも、貧民街の支援を行っている。そんな競売の最中、政府高官たちの疑惑を知り、瓦版屋の青年・織部(竹内將人)を巻き込んで化けこみ取材を決行することに。潜入先で出会った、華族の一ノ瀬清顕(中村梅雀)と、その妻の夏子(一路真輝)。かつて「弁天の杜」でともに遊んだ幼馴染は、皮肉にも互いの企みの中で再会し、協力することになるのだった。そして浮き出る「幕府の軍用金三千両」の噂。三千両を狙う怪しげな貿易商の重富(相島一之)と政府高官の橋口(佐戸井けん太)。盲目の娘・ミロク(夢咲ねね)が歌う詞の秘密と織部青年との恋路の行方は…。

 第二部は『坂本冬美 Premium Stage 2025~綺羅星たちのうた~』。坂本の「また君に恋してる」「夜桜お七」「あばれ太鼓」、最新曲「浪花魂」などのオリジナルヒットソングはもちろん、中村のベース、相島のハーモニカ演奏で坂本が歌う至高のセッション、坂本・一路のデュエットや一路・夢咲・竹内による珠玉のミュージカルナンバーなどで、心ときめく構成となる。

 坂本は「初日の緊張感の中、お芝居と歌謡ショーをドキドキ・ハラハラしながらお届けいたしましたが、皆さまの温かい拍手を力に、31日の千穐楽まで駆け抜けていけたらと思っております。それでも途中で息切れしそうになったときは、また応援に駆けつけていただけると嬉しいです。おかげさまで、来年でデビュー40周年を迎えます。デビュー5年目に、なんばの新歌舞伎座で初めて座長公演をさせていただいてから、こうして月日が流れても、また舞台に立たせていただける喜びをかみしめながら、精一杯がんばってまいります!」とコメントを寄せた。
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