盛岡でクマの生態学ぶイベント 対策まとめたパネルや本物の毛皮展示

2025/10/12 15:29 

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 東北各地でツキノワグマの被害が相次ぐ中、その生態などを学ぶイベントが「イオンモール盛岡南」(盛岡市)で開かれている。

 イベント「岩手で暮らすヒトとクマ クマ展」は、岩手大学ツキノワグマ研究会が企画。クマの被害状況と生態などをまとめたパネルや、触ることができる本物の毛皮を展示した。また、岩手県内でクマを撮影している写真家、佐藤嘉宏さんの写真や同研究会が撮影した動画もある。

 会場では、通りかかった家族連れなどが足を止め、熱心に質問する姿が見られたほか、一時はパネルの前が来場者で埋まるほどだった。このイベントを企画した同研究会の滝川あかりさんは「生息数も被害も全国トップクラスの岩手で、ツキノワグマの正しい知識を身に付け、対策などに生かしてほしい」と話した。

 イベントは13日までで無料。【佐藤岳幸】

毎日新聞

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