『ばけばけ』板垣李光人、“かわいそうな三之丞”役に込めた思い 「強さと健気さ」が物語のスパ…

連続テレビ小説『ばけばけ』の場面カット (C)NHK

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本作は、松江で生まれ育ったヒロイン・松野トキ(高石)がつまずきながらも前向きに生きていき、世界を転々とした末に日本にたどり着いた外国人の英語教師と出会い、“怪談好き”という共通点から次第に心を通わせていく。「怪談」を愛し、外国人の夫と共に、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の物語。松江の没落士族の娘・小泉セツとラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルに、大胆に再構成して登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描く。原作はなく、脚本はふじきみつ彦氏が手掛ける。
板垣が演じる雨清水三之丞は、雨清水家の三男でトキの2歳下。兄が家督を継ぐため自身は特に役目がない。家の中に居場所がないため、トキたちの仕事場に入り浸っている…という役どころだ。
――朝ドラ初出演ということですが、出演が決まった時の心境を教えてください。
やっぱり“朝ドラ”と“大河ドラマ”は、俳優としていつかは挑戦したい場所という思いがありました。なので、今回お話をいただいた時は本当にうれしかったです。
以前、報道番組で年配の方に取材した時に「ドラマは見ないけど、朝ドラだけは見てる」とおっしゃっていて。その言葉を聞いた時に、改めて“朝ドラ”という存在の特別さを感じたんです。実際に放送を見ても、夜ではなく“朝に見る”という新鮮さがあって、自分でもワクワクしながらリアルタイムで見ています。
――放送後の反響も感じていますか?
はい、感じています。初登場のシーンはほんの1~2分だったんですけど、それでもたくさんの方から感想をいただきました。
――両親役の堤真一さんと北川景子さんについての印象と、親子役を演じるうえで意識されたことはありましたか。
北川さんとは今回で3回目の共演になります。2回目は大河ドラマ『どうする家康』でご一緒しましたが、その時は直接の関わりはあまりありませんでした。最初に共演したのは映画『約束のネバーランド』で、その時も北川さんが“ママ”の役だったんです。今回も“母上”という形で、しっかりと家族としてご一緒できるのがすごくうれしかったです。
堤さんとは、同じ映画には出ていたものの、ご一緒するシーンはなかったんです。でも以前から作品はたくさん拝見していましたし、そんなお二人が自分の“両親”になるというのは本当に嬉しくて。特に「こうしよう!」と意識したわけではありませんが、三之丞が初登場した時、「北川さんと顔のパーツの配置やバランスが似てる」といった感想をいただいて、親子に見えたという声を聞けたのは、すごくうれしかったですね。
――撮影現場での堤さん、北川さんとの印象的なエピソードはありますか。
三之丞と傅さんは、劇中でもあまり目を合わせない関係性です。実際の撮影でも、もちろんご挨拶はして、顔合わせの時には以前の映画の話などをしたんですが、撮影が始まってからは自然とあまり話し過ぎないような距離感で。結果的にそれが絶妙な親子としての“意思のすれ違い”の空気感として、すごくいい効果を生んだ気がします。ご一緒できた時間自体は短く、傅さんが第3週で亡くなってしまったので、本当にあっという間でしたね。
一方の北川さんとは、今も撮影が続いていて、楽しくご一緒しています。共演シーンも多いですし、休憩中には最近見た作品の話をしたり、たわいもない話をしながら、穏やかな雰囲気で撮影しています。
――三之丞というキャラクターは、かなり“かわいそうな立場”でもあります。武家の三男として能力を認められず、養子に出され、貧しい家で育った実の姉・トキの方がむしろたくましく生きているという対比も描かれています。この“かわいそうな三之丞”という存在の意義を、どのように捉えていますか?
そうですね。松野家は、決して裕福ではないけれど、家族が身を寄せ合って強い絆で生きている。一方で、雨清水家は広い屋敷に住んでいるけれど、三之丞はその広い空間の中で孤独を抱えている…。その“余白の多さ”が印象的でした。
三之丞というキャラクターは、その対比の中で存在していると思います。かわいそうだと見える一方で、彼なりに懸命に生きようとしている。傅さんが亡くなった後、雨清水や工場での生活の中で、彼の中にある“健気さ”や“強く生きようとする姿”がどんどん際立っていく。そのグラデーションが、このドラマの中でひとつのスパイスになっていると思います。
――今後の見どころ、そして三之丞として見せていきたい部分は?
今後もきっと、視聴者の方には「かわいそう」と思われるシーンが多いと思います。でも、傅さんを失った今、三之丞はタエと二人で“どう生きていくか”を必死に模索しています。何もできないなりに、強くあろうとする姿。その健気さを見ていただきたいです。
松野家のあたたかくユーモラスな雰囲気の中で、三之丞は少し毛色の違う存在として描かれているので、そのコントラストも楽しんでいただけると思います。
――物語の中で三之丞は今後“成長”していくのでしょうか? それとも、変わらず“純粋さ”を保ったまま生きるのでしょうか。
今後、三之丞はタエと一緒に歩んでいく中で、お互いの“未熟さ”に気づき合っていきます。生まれた環境が違うからこその苦しさや、家柄ゆえのプライド。そういったものを、どう受け止めていくのか。彼らがそれを“強さ”に変えていくのか、“受け入れる”方向に進むのか、“手放す”のか。その揺れ動きこそが見どころです。そこは北川さんとも話し合いながら、丁寧に作っています。
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