“鉄人”室伏広治氏、ベイブレードで白熱バトル 2勝4敗も名言で魅了「人生もコマも止まってい…

2025/12/01 16:15 

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ベイブレード対戦した子どもと記念撮影する室伏氏。

 “世界の鉄人”こと元ハンマー投げ選手・室伏広治氏が、11月30日に東京・代々木公園で開催されたイベント「GEAR SPORTS DAY 2025」に登場した。同イベントは、現代版ベーゴマ「ベイブレードX」をはじめとする“ギアスポーツ”を実際に体験できる場で、室伏氏は一般参加の子どもたちと「ベイブレード」バトルを楽しんだ。

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 会場には「ベイブレード」「スケートボード」「ダブルダッチ」「フリースタイルバスケ」の4つの体験ブースが設けられた。一般参加者はこのうち「ベイブレード」「ダブルダッチ」「フリースタイルバスケ」の各ブースで「チャレンジミッション」に挑戦し、各競技の1位3名と、抽選で選ばれた3名の計6名が「決勝ブロック」へ進出。「決勝ブロック」では、1人ずつ室伏氏とベイブレード対決できるという流れだ。

 ステージに登場した室伏氏は「ベイブレードは今日初めてやらせていただきます。数日間練習して、今日を楽しみにしてきました」と挨拶。参加者は1人ずつステージに上がり、室伏氏と対戦した。司会者が意気込みを尋ねると、“世界の鉄人”を前に「勝てそう」と言い切る参加者が多く、司会者は「みんな強気だね」と声を上げて驚いた。

 会場全体で「3、2、1、ゴー、シュート!」とコールし、対戦がスタート。白熱したバトルが繰り広げられ、会場は大きな熱気に包まれた。勝利した参加者には表彰状が手渡され、子どもの場合は、室伏氏が肩まで抱き上げての記念撮影も実施された。6人との対戦を終え、2勝4敗に終わった室伏氏は「できる限りのことはやりましたが……次はもっと練習して来たいと思います」と笑顔でコメントした。

 今回ベイブレードに初挑戦した感想を聞かれた室伏氏は、「私の現役時のスポーツがハンマー投げでしたが、ベイブレードとは“回転つながり”なんですよね(笑)。実は回転するコマの原理って、スポーツの中にも、日常の中にもたくさんあるもので、今回お話をいただいた時、面白いなと思って参加させていただきました。コマは回転しなければ倒れてしまうのに、回ることで立っていられるところが面白い。人生も同じで、止まっていたらいけないなって思います」と独自の見解を述べた。

 対戦した子供たちについては、「強気でアピールする子や静かな闘志を秘めた子など、いろんなタイプの子がいましたが、何よりみんな真剣にやっていましたね。子どもたちの真剣な眼差しを見て、自分が小さい頃のことを思い出しました。また会場のみんなで一緒にカウントして『シュート!』とコールしましたが、たった一つのコマに会場のみんなのエネルギーが集中するところがすごいなと思います。これは一人だけじゃなく、みんなでやる競技だなと思いました」

 さらにベイブレードの魅力については、「同じコマでも重心が上の方にあったり下の方にあったり、また下の形が違うだけでこんなにも動きが違うのかと驚きました。ただの遊びではなく、物理や運動のことを学ぶチャンスでもあるので、皆さん、親子で一緒に取り組まれるといいんじゃないかなと思います」と語り、イベントを締めくくった。
ORICON NEWS

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