関西大学、万博「大屋根リング」一部“再現”計画を発表 長年愛された「誠之館」リニューアルへ…

2026/06/18 17:20 

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関西大学「誠之館」大阪・関西万博の大屋根リング活用でリニューアルへ(イメージ)

 関西大学は18日、長年利用されてきた学生会館「誠之館(せいしかん)群」の建替計画を発表した。大阪・関西万博の「大屋根リング」で使用された木材を活用し、新たなエントランス空間を整備する。

【写真】学生に愛され半世紀超…解体される関西大学の現「誠之館」

 誠之館は、文化会・学術研究会・体育会などの課外活動団体の活動拠点として利用されてきた学生会館群。吹田市の千里山キャンパス内に2号館から8号館まであり、このうち2号館・3号館・5号館については建設から半世紀以上が経過し、施設の老朽化や活動スペース不足が課題となっていた。

 新・誠之館のコンセプトは「アクティブ・グリーンヒル・キャンパス」。建築面積約3100平米、延床面積約2万2000平米、高さ約45メートル、地上11階建ての鉄骨造施設として生まれ変わる。すべての学生・教職員が利用できるトレーニングジム、共通講義空間、音楽・スポーツなどの活動機能、部室・活動拠点などを配置し、課外活動の有無を問わず、すべての学生が集い交流できる環境となる。

 大きな特徴として、万博のシンボルとなった「大屋根リング」の一部を再現する。新施設では、回遊動線の起点となるエントランス空間に木材を活用し、「多様でありながら、ひとつ」という大屋根リングの理念を継承する。2029年3月に竣工予定。

■高橋智幸学長コメント
誠之館は、学生同士が出会い、新たな挑戦や学びを生み出す場です。本計画では、課外活動の有無を問わず多様な学生が集い、交流と成長を育む環境を整備します。大阪・関西万博には、本学も教育・研究・学生活動などさまざまな形で参画してまいりましたが、その理念や経験を日常のキャンパスへと継承し、次代を担う学生の成長と新たな価値創造につなげていきます。

■芝井敬司理事長コメント
大阪・関西万博のシンボルである大屋根リングには、「多様でありながら、ひとつ」という大切な理念が込められています。本学は、その理念と記憶を一過性のものにせず、教育の場を通じて未来へつなぐとともに、学生だけでなく万博を訪れた多くの方々にも、その価値を感じていただける場として活かしていきたいと考えています。今回の取り組みが、万博レガシー継承の新たなモデルとなることを期待しています。

【事業概要】
計画名称:誠之館群建替計画
所在地:関西大学千里山キャンパス(大阪府吹田市山手町3-3-35)
階数:地上11階
高さ:約45メートル
建築面積:約3100平米
延床面積:約2万2000平米
主な機能:
大屋根リングの一部を再現したエントランス、トレーニングジム、共通講義空間、音楽・スポーツ活動機能、部室・活動拠点

解体工事:2026年度内完了予定
着工:2027年4月予定
竣工:2029年3月予定
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