トランプ氏の機密持ち出し事件は終局に 高裁が控訴取り消しを容認
米連邦控訴裁(高裁)は26日、トランプ次期大統領が第1次政権の退任時に機密文書を自宅へ持ち出した事件を巡り、検察側の控訴取り消しを容認した。特別検察官の任命手続きが違法だったとして公訴を棄却した1審判決が確定し、事件は終局となる。
事件を担当するスミス特別検察官は25日、トランプ氏が2025年1月に次期大統領に就任することを受けて、「現職大統領は起訴しない」との司法省の原則に基づき、起訴を取り下げる方針を裁判所に伝達していた。
連邦地裁は今年7月にスミス氏の任命手続きが違法だとして公訴棄却の判断を示し、検察側が控訴していたが、スミス氏はこの控訴の取り消しも申請した。
トランプ氏は21年1月に大統領を退任した際、ホワイトハウスで保管していた機密文書を南部フロリダ州の自宅に持ち出した。国立公文書記録管理局や司法当局が文書の提出を求めた後も、一部の文書を保持。スパイ防止法違反(国防情報の不当保持)などの罪で起訴されていた。
あわせて起訴された自宅の管理人や付き人の裁判は続くが、トランプ氏が大統領就任後にこれらの裁判手続きを終わらせる可能性もある。【ワシントン秋山信一】
-
「殺し屋雇った」発言 フィリピン副大統領に出頭命令 捜査当局
フィリピン国家捜査局は26日、敵対するマルコス大統領夫妻らに対し「殺し屋を雇った」などと発言したサラ副大統領に出頭を命じる召喚状を送達した。また比警察は27日…国 際 1時間前 毎日新聞
-
金正恩氏の偶像化が加速 独自年号も使用停止か 韓国統一省分析
韓国統一省の当局者は27日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の偶像化が今年、目に見えて加速しているとの認識を示した。北朝鮮は今年、住民が党な…国 際 2時間前 毎日新聞
-
「パレスチナの代償払わされた」 レバノン停戦、住民には怒りも
レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとイスラエル軍の停戦発効を受け、レバノン南部では27日、帰還する住民たちの車列ができた。だが、停戦合意違反があれば再び…国 際 4時間前 毎日新聞
-
ルーマニア大統領選にもSNSの民意 親露極右候補、首位で決選へ
東欧のルーマニアで12月8日にある大統領選の決選投票に、親ロシアとされる極右政治家のジョルジェスク氏が首位で進出した。泡沫(ほうまつ)候補扱いから数カ月で躍進…国 際 4時間前 毎日新聞
-
韓国外務省「協議での日本の態度に遺憾」 佐渡金山追悼式巡り
韓国政府が新潟県佐渡市で24日に開催された世界文化遺産「佐渡島(さど)の金山」の追悼式への参加を見送ったことを巡り、韓国外務省は26日、式典に関する協議の過程…国 際 4時間前 毎日新聞