ゼレンスキー大統領、プーチン氏は「戦争を続けたがっている」と非難

2025/03/14 08:34 

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 ウクライナのゼレンスキー大統領は13日のビデオ演説で、米国が提案した30日間の一時停戦案を無条件では受け入れない姿勢を示したロシアのプーチン大統領を「戦争を続けたがっている」と非難した。

 プーチン氏の反応について「予想通りだ」と指摘し、「今こそ圧力を強める時だ」として、欧米に対露制裁の強化を求めた。

 ウクライナは11日にサウジアラビアで行われた米国との高官協議で、30日間の停戦案を提示された。ウクライナ側は当初、停戦監視が比較的容易な空域と海域に限定した一時停戦を主張していたが、最終的に地上での戦闘も含めた米国案を受け入れた。

 ゼレンスキー氏は「米国側から(停戦の)監視を計画する準備が整っていると聞いている」と明かし、停戦監視については「米国と欧州の能力があれば十分可能だ」との認識を示した。【ベルリン五十嵐朋子】

毎日新聞

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