ミャンマー地震で派遣の医師らが帰国 患者延べ2100人を診察
ミャンマー中部を震源とする大地震で、同国に派遣された医師や看護師ら国際緊急援助隊医療チームが26日、任務を終えて帰国した。衛生状態が悪化する中で伝染病やけがなど幅広い診療に応じる日本チームの対応に患者たちが行列を作り、住民からのボランティアの申し出や差し入れも連日に上ったという。羽田空港で開かれた解散式では関係者から「ミャンマーの人々に寄りそう日本の心を届けられた」との声が上がった。
日本は2日から医師や看護師ら延べ69人を派遣し、延べ約2100人を診察した。37人が参加した2次隊は、活動開始直後の15日に50センチの高さまで水がたまるゲリラ豪雨に見舞われた。医療テントは浮かび、発電機やモニターなどが水没した。50度近い暑さと多湿の「まるでサウナ」という環境で、マラリアとデング熱の両方にかかった患者などの治療にあたった。
診察を終えた高齢の男性がテントを出た後に戻ってきて再度感謝を伝えたり、劇的に回復した患者が地面に額をつけて感謝を示したりしたこともあった。
湊佑介副団長(41)は「これほど体と言葉で感謝を伝えてくれるとは」と振り返り、医師の井上潤一副団長(60)は「住民から隊に(果物などの)差し入れがあり、支払いに行っても代金を受け取ってくれない。日本への信頼や感謝に応えたいと思った」という。
ミャンマー人の通訳たちに休むように言うと、「日本から助けに来てくれているのに休むわけにいかない」と拒否したといい、看護師の高村ゆ希さん(45)は「こっちもできるだけやろうと決意した」と話した。日本の活動は現地でも報道され、交流サイト(SNS)で感謝の声が広がったという。【田所柳子】
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