カタールの首都ドーハで２３日、複数回の爆発音が響いた。複数の地元住民が毎日新聞に明らかにした。詳細は不明だが、イランがカタール国内にある米軍基地を標的にミサイル攻撃を実施した可能性がある。

　イランは現地時間２２日、米軍に核施設を空爆されており、中東各地の米軍基地を標的に報復攻撃を行うとみられていた。ドーハではミサイルのような飛行体も目撃された。

　イスラエル政府関係者は地元紙ハーレツに対し、カタールの米軍基地に６発、イラクの基地には１発が発射されたと明らかにした。

　米ＣＮＮによると、カタール外務省は２３日、「地域情勢の変化に対する予防的措置」として、領空での航空便の飛行を禁じていた。

　ロイター通信によると、イラクにある米軍基地でも防空システムが稼働したという。【カイロ金子淳】