ゼレンスキー氏とトランプ氏が電話協議 トマホーク供与を議論
ウクライナのゼレンスキー大統領とトランプ米大統領は11、12両日、ロシアからのエネルギー施設への攻撃が激化しているウクライナの防空態勢について電話協議した。米ニュースサイト「アクシオス」によると、米国が検討する巡航ミサイル「トマホーク」供与などについて議論したという。
アクシオスによると、電話協議ではトマホーク供与について最終的な決定には至らなかった。トランプ氏は6日、戦争のエスカレーションを避けるためウクライナに「どう使うか聞く」と述べており、電話協議でも必要な数や用途が話題になったという。
ゼレンスキー氏は12日放送の米FOXニュースで、トマホークの議論を巡り「我々が話すのは軍事的目標のことだけだ」と強調し、供与されたとしても民間人を攻撃しないと表明した。供与については「期待している」と述べた。
一方、トランプ氏は12日、記者団に対し「もし戦争が終わらなければ(供与)すると彼(プーチン露大統領)に伝えるかもしれない」と語った。トランプ氏はロシアとウクライナの停戦交渉仲介に熱心だったが、交渉は停滞している。トランプ氏には、トマホークを材料に、ロシアに対し停戦への圧力を強める考えがあるとみられる。
ロシアはトマホーク供与に強く反発している。
トマホークの射程は約2500キロで、モスクワを含むロシア深部が含まれる。米国は、ウクライナに直接供与するのではなく、欧州諸国が購入してウクライナに供与する形を検討している。【ベルリン五十嵐朋子】
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