「今、福島へ」 復興庁、水産物禁輸続ける韓国でPR映像放映

2026/03/09 11:07 

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 復興庁は9日午前、東日本大震災に伴う福島第1原発事故から11日で15年となるのを前に、福島への観光を呼びかけるPR映像を韓国の屋外の大型ビジョンで放映する取り組みを始めた。

 在韓日本大使館によると、韓国でこうした試みをするのは初めて。訪日外国人に占める割合が2割を超える韓国人に、福島の魅力を伝えるのが狙い。15日まで首都ソウルと南東部・釜山の計12カ所で合わせて1200回以上にわたり映像を流す予定。

 映像は30秒間で、「15年の回復 今、福島へ」「安らぎの休息を」などと韓国語の字幕で来訪を呼びかける内容。酒、食文化、旅館などの魅力を紹介している。

 2024年に日本を訪れたとみられる外国人約3687万人のうち、1位は韓国人の約882万人。全体の約24%を占めた。

 一方、福島県の統計によると、24年に県内に宿泊した外国人約29万人のうち、韓国人はわずか2630人で10位だった。1位の台湾人は約15万人と全体の5割を超えている。

 背景の一つとみられるのが、韓国政府が続ける福島など8県産の水産物の禁輸措置だ。日本政府は、8県産の水産物が国際的な基準よりも厳しい日本の安全基準を満たしていることから、韓国政府に解禁を求め続けている。【ソウル福岡静哉】

毎日新聞

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