中国外務省、米国とイランの停戦合意を「歓迎する」と表明
中国外務省の毛寧報道局長は8日の記者会見で、米国とイランの停戦合意を「歓迎する」と表明した。そのうえで「中国は一貫して停戦を促す努力をしてきた。責任ある大国として今後も湾岸地域の平和と安定の回復に貢献していく」と強調した。
米紙ニューヨーク・タイムズやAP通信は、中国が土壇場でイランに停戦を働きかけたと伝えた。こうした報道について、毛氏は会見で直接の回答を避けた。
原油輸入の約半分を中東に頼る中国にとって、ホルムズ海峡は重要な資源供給ルートであり、中国はイラン産石油の最大の買い手でもある。戦火が長引くほど、国内経済に悪影響が広がる懸念があった。
外交戦略上も、停戦は重要な意味を持つ。習近平指導部にとって目下の最重要課題はトランプ米大統領の訪中を成功させることにある。だが、軍事衝突に歯止めがかからなければ、トランプ氏の訪中が再び延期される恐れもある。
トランプ氏はAFP通信の取材に「中国がイランを交渉の場に引き出してくれた」との見方を示しており、米中トップ会談を前に、習国家主席がトランプ氏に恩を売った形にもなった。【北京・河津啓介】
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