「気候対策は国家の義務」国連総会で可決 米、露など8カ国反対
国連総会(193カ国)は20日、「すべての国は気候変動対策をとる義務がある」とした国際司法裁判所(ICJ)の勧告的意見を「歓迎」する決議案を、日本を含む141カ国の賛成多数で可決した。反対は米国、ロシア、イスラエル、イラン、サウジアラビアなど8カ国で、28カ国は棄権した。
決議案は、海面上昇などで気候変動の深刻な影響を受ける太平洋の島国バヌアツが主導した。
ICJは2025年7月に公表した勧告的意見で、気候変動を「地球規模の存亡に関わる問題」と位置づけ、すべての国は将来世代のため、地球の気候を保護する適切な措置を講じる義務があると指摘。対策を怠った国には法的責任も生じ得るとした。勧告的意見に拘束力はないが、国際法上の権威ある決定として尊重されてきた。
一方、今回の決議は勧告的意見の重要性を確認し、多国間協力の強化と気候変動対策の加速に結びつけることへの決意を盛り込んだ。総会決議にも拘束力はないが、起草したバヌアツや共同提案国には国際社会の総意として、政治的な影響力を持たせる意図がある。
交渉過程で米国は反対の立場を貫いた。この日の会合では、「環境上の脅威に対する懸念を理解する」と表明する一方、ICJの勧告的意見の「法的な誤り」を主張した。
グテレス事務総長は決議を歓迎し、「気候変動は最も責任のない人々が、最も高い代償を払う。その不正義を終わらせるべきだ」との声明を発表した。【八田浩輔】
-
米、キューバのカストロ元議長を起訴 「反米」転換へ圧力強まる
1996年に米国民間機がキューバ軍機に撃墜されて米国民ら4人が死亡した事件を巡り、米司法省は20日、南部フロリダ州の連邦大陪審がキューバのラウル・カストロ元国…国 際 8時間前 毎日新聞
-
トランプ氏、改めて台湾総統と協議意向示す 武器売却判断前に
トランプ米大統領は20日、台湾への武器売却に関して、台湾の頼清徳総統と協議する考えを改めて示した。トランプ氏は武器売却するかどうかを近く判断する意向を表明して…国 際 9時間前 毎日新聞
-
「超大国の行動が危機に」 来日中のグテレス氏、安保理改革訴え
来日中の国連のグテレス事務総長は20日、東京都内で記者会見し「多国間主義が危機にあるのではなく、超大国の行動が危機にある」と述べ、安全保障理事会改革の必要性を…国 際 20時間前 毎日新聞
-
中国、ボーイング200機購入表明 関税引き下げ「300億ドル」規模
中国政府は20日、米ボーイング製航空機200機の購入を表明した。中国側から具体的な規模が示されるのは初。米中双方がお互いに課している関税については、300億ド…国 際 21時間前 毎日新聞
-
習近平氏「軍国主義復活に反対」 露との会見で発言 日本念頭か
中国の習近平国家主席は20日、北京での中露首脳会談後に開かれたロシアのプーチン大統領との共同記者会見で、「中露は第二次世界大戦の勝利の成果を否定し、ファシズム…国 際 22時間前 毎日新聞













