「経済大国」ドイツが異例の敗北 国連安保理・非常任理事国選

2026/06/04 06:51 

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 国連安全保障理事会(15カ国)の非常任理事国のうち、5カ国を選ぶ選挙が3日、国連総会で行われ、ドイツが敗れる波乱があった。支持率が低迷するメルツ政権にとって、新たな打撃になりそうだ。

 非常任理事国は地域ごとに選出され、西欧枠(2カ国)ではドイツとオーストリア、ポルトガルが立候補。結果は、ポルトガル134票▽オーストリア131票▽ドイツ104票だった。欧州で国連分担金を最も支払い、安保理の常任理事国入りも狙っているドイツにとって、「異例」の敗北となった。

 欧州メディアによると、選挙戦ではスペイン・ポルトガル語圏から支持を得たポルトガルが抜けだし、ドイツとオーストリアが争う展開になった。

 オーストリアは2011年に立候補。自国の中立性を強調し、約15年かけて各国との信頼関係を築いた。一方のドイツは、立候補が20年と遅れたほか、パレスチナ自治区ガザ地区の戦闘で国際法違反が指摘されるイスラエルを強く批判できなかったことや、ウクライナを巡って敵対するロシアが「反ドイツ」キャンペーンを実施したことも響いた。

 ドイツのワーデフール外相は選挙前、非常任理事国には「世界3位の経済大国(であるドイツ)がふさわしい」と述べ、自信を見せていたが、3日の会見では「結果に本当に失望した。苦い敗北だ」と肩を落とした。

 安保理は常任理事国5カ国と非常任理事国10カ国で構成され、非常任理事国は2年ごとに半数改選される。3日の総会では西欧2カ国のほか、キルギス▽ジンバブエ▽トリニダード・トバゴが選ばれた。任期は27~28年。日本は32年の非常任理事国選挙に立候補している。【ニューヨーク三木幸治】

毎日新聞

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