米CBS看板キャスター解雇 「トランプ政権にこび」と経営陣批判

2026/06/04 10:20 

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 米CBSテレビが1968年から放送している報道番組「60ミニッツ」で、看板キャスターを務めてきたスコット・ペリー氏が2日、解雇された。番組の編集方針を巡って上層部と対立したのが原因で、ペリー氏は「経営者がトランプ政権にこびている」と厳しく批判している。

 60ミニッツは著名人へのインタビューや鋭い視点の現場ルポが持ち味で、毎週日曜夜に放送されている。米国を代表する報道番組として、ジャーナリズムの世界に影響を与えてきた。

 ただ昨年、CBSの親会社が買収されると、新たな経営陣や編集幹部がトランプ政権に配慮しているとも取れる姿勢を見せ、現場の編集スタッフとの対立が度々伝えられるようになった。昨年12月にはトランプ政権が進める不法移民の第三国移送の現状を追ったリポートが、編集幹部の判断で一時放送留保になった。5月下旬には番組プロデューサーや別のキャスターらも解雇されていた。

 米紙ワシントン・ポストによると、ペリー氏は2日の声明で「新しい上司から、政治的に極めてデリケートなニュースの中に虚偽や偏見を加えるように指示された」と主張。「トランプ政権に一時的にこびを売るために、伝説的な番組を投げ捨てようとしている」と経営陣を厳しく批判した。【ワシントン平野光芳】

毎日新聞

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