米スペースXがナスダックに上場へ 過去最大12兆円調達

2026/06/12 19:34 

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 米宇宙開発企業スペースXは12日、米ナスダック市場に株式を新規上場する。公開価格ベースの時価総額は約1兆7700億ドル(約283兆円)。新規株式公開(IPO)による調達額は約750億ドル(約12兆円)で、2019年のサウジアラビア国営石油会社サウジアラムコ(約256億ドル)を上回り過去最大となる見通し。宇宙事業や人工知能(AI)のインフラ投資に充てる。

 スペースXは2002年、実業家のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が創業した。25年12月期の売上高は約186億ドルで、ロケット開発・打ち上げと衛星インターネットサービス「スターリンク」、そしてAI開発の3事業を手がけている。

 現在赤字経営が続くが、今年2月には、対話型AI「Grok」(グロック)を展開し、マスク氏が率いていたAI開発企業「xAI」の買収・統合を発表するなどAI事業を強化している。上場後もマスク氏が議決権の8割以上を掌握する見込みだ。

 AI開発競争が世界的に激化する中、業界では巨額の資金調達に向けた新規上場の動きが広がっている。「クロード」で知られる新興企業アンソロピックと、チャットGPTを運営するオープンAIは非公開で申請しており、今秋以降の上場が報じられている。【ワシントン浅川大樹】

毎日新聞

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