欧州熱波 「死者1300人超」とWHO ドイツでは41.7度

2026/06/29 07:53 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 欧州が記録的な熱波に見舞われている。28日には各国で最高気温が40度を超え、ドイツでは東部ブランデンブルク州で史上最高の41・7度を観測した。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長によると、熱波に関連した死者は1300人超に上るという。

 ドイツでは3日連続で最高気温が更新され、各地で森林火災が発生した。独メディアによると、西部バード・クロイツナッハ郡の自然保護区では28日、地中に残っている第二次世界大戦時の弾薬類に引火して爆発し、消火活動が中断を余儀なくされた。

 ハンガリーでも首都ブダペスト近郊で40度超を記録。中部パクシュ原子力発電所では、原子炉の冷却に使うドナウ川の水温が規定の29・5度を超え、出力を低下させた。

 今月20日ごろから欧州を襲う熱波は、低気圧に挟まれた高気圧が南からの熱風を受け、同じ場所にとどまる現象が原因とされる。高気圧は欧州を西から東に移動し、28日はチェコやポーランドでも40度以上の酷暑となった。

 熱中症や水難事故による死者も出ている。テドロス氏はX(ツイッター)で、「気候変動によって、『数十年に1度』だった熱波が毎年のように起きている」と警鐘を鳴らした。【ベルリン五十嵐朋子】

毎日新聞

国際

国際一覧>

写真ニュース