フィジーでHIV感染急拡大、国家緊急事態を宣言 60人に1人と推定

2026/09/17 17:13 

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 フィジー政府は17日までに、エイズウイルス(HIV)の感染が急速に拡大しているとして、「国家緊急事態」を宣言した。政府によると、現在、成人の60人に1人が感染していると推定されるという。

 フィジー政府は15日付の声明で、「感染拡大の深刻さと、我が国が緊急かつ連携した対応が必要だと認識するために決定した」と説明。成人の感染者は5年前は推定167人に1人だったが、2025年には新たに約2000人のHIV感染者が確認されたという。妊婦の約50人に1人が感染しており、母子感染も確認されているとした。

 人口約90万人のフィジーでは、感染経路が判明している症例のうち、約半数が性的接触によるもので、約42%が薬物摂取のための注射器使用によるものだった。

 オーストラリアのメディアによると、フィジーを含む南太平洋の島国は近年、オーストラリアやニュージーランドなどに流入する違法薬物の密輸ルートの中継地となっており、フィジー国内でも薬物使用が増加しているという。【バンコク国本愛】

毎日新聞

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