江戸時代生まれ「世界最高齢」ゾウガメ 長寿の秘密をゲノム解析

2026/10/08 03:00 

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 世界最高齢の陸上動物とされるアルダブラゾウガメ「ジョナサン」(推定194歳)の長寿の秘密を解いた? 欧米の研究チームが老化に関わる複数の因子が他の個体と異なっていたと7日付の米科学誌サイエンス・アドバンシズに発表した。

 ジョナサンの体長は約110センチ。江戸時代後期の1832年生まれとされ、現在、大西洋に浮かぶ英領セントヘレナ島に生息している。アルダブラゾウガメは100歳を超える個体も珍しくないが、その記録を上回るジョナサンの健在ぶりは世界の注目を集めてきた。

 研究チームは長寿の秘密を探るため、ジョナサンの健康状態や島の象徴的存在であることに配慮し、血液の代わりに口腔(こうくう)内の粘膜や唾液を採取。そのゲノム(全遺伝情報)を解析し、他の4頭と比較した。

 その結果、傷ついたDNAを修復する遺伝子や、細胞分裂のたびに短くなる染色体末端「テロメア」を維持する仕組み、異常なたんぱく質を除去する機能、高齢になるほど増えるがんの関連遺伝子などに違いがあることが分かった。遺伝子の働きを左右する「メチル化」と呼ばれる化学変化にも特殊性が認められたという。

 研究チームは「長生きで知られるホッキョククジラなど他の種のデータを活用することで、がんや老化に関する理解が進むだろう」としている。【田中泰義】

毎日新聞

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