「司法機能を妨害」ICC締約国が声明 米に制裁即時撤回求める

2026/10/11 18:05 

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 国際刑事裁判所(ICC、本部=オランダ・ハーグ)締約国会議の議長団は10日、米国がICC本体を制裁対象にしたことを受け、即時撤回を求める声明を発表した。赤根智子所長らICCの職員個人に続く措置に対し「前例のない威圧的措置の拡大は、裁判所と職員が独立した司法機能を遂行することを妨害しようとする遺憾な試みだ」と非難した。

 議長団はICCに加盟する全125カ国・地域による締約国会議で選出され、日本を含む21カ国で構成される。

 声明では、ICCや職員、そしてICCの任務遂行に協力する人々への支持を表明。国際社会の原則と、司法の独立を守る決意を示した。

 その上で、国際社会に対して「国際的な法の支配を守る決意を示し、ICCを断固として守る」よう呼びかけた。

 ルビオ米国務長官はICC本体への制裁を発表した9日の声明で、「ならず者の裁判所との取引を禁止し、資金を断つことで、米国に対抗する運営能力を損なわせる」とし、ICCの「解体」に向けた考えを改めて強調していた。

 次回のICC締約国会議は11月30日から、ハーグで開催される。一部裁判官の改選もあることから、国連本部(米ニューヨーク)で開催予定だったが、赤根氏が制裁対象に指定されたため「開催地によって参加者が制約を受ける」(ICC)として変更された。【畠山嵩】

毎日新聞

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