医療法改正案、今国会での成立見送りを明言 自民・坂本国対委員長

2025/06/01 18:04 

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 自民党の坂本哲志国対委員長は1日、熊本県大津町で国政報告会を開き、地域医療構想の見直しや医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進などを盛り込んだ医療法改正案について、今国会での成立見送りを明言した。

 社会保険料の引き下げを求める日本維新の会と自民、公明両党が全国で余剰病床を削減する方向で協議を続けており、今国会での成立は困難と判断した。

 坂本氏は医療費を抑制するためにデジタル化が必要との認識を示した上で「自民、公明両党と日本維新の会で医療法をどうするのか話し合ってきたが、だいたいまとまった」と説明。改正案について「(今の)国会で成立することはない」とし、次期国会での成立を目指す考えを示した。

 自民関係者によると、秋の臨時国会で法案を修正することなどを検討している。【森口沙織】

毎日新聞

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