公明・斉藤氏、不信任案「堂々と否決を」 衆参ダブル選は否定的

2025/06/09 16:54 

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 公明党の斉藤鉄夫代表は9日、立憲民主党が内閣不信任決議案を提出した場合、採決を待たずに衆院解散・総選挙に踏み切る案が石破茂政権内で浮上していることについて「堂々と否決すればいい」と述べ、採決を求めた。福岡市内での講演後、記者団に語った。

 斉藤氏は、解散について「いかなる場合でも首相の決断を尊重したい」とした上で、不信任案が提出された場合の対応について「可決されるかどうか分からない。これまでの石破内閣の仕事を評価してくれる野党の方もたくさんいる」と述べた。

 不信任案が可決され、首相が衆院を解散した場合、7月の参院選に合わせた「衆参ダブル選」となることについては「衆院と参院それぞれ、選挙方法も異なる。それぞれ丁寧に聞いた方が、民主主義の方針にのっとったことになる。決して好ましいことではない」と述べ、否定的な考えを改めて示した。【野間口陽】

毎日新聞

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