参政党、都議選で初の議席獲得 都民税「50%減税」など訴え

2025/06/22 20:44 

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 4人を擁立した参政党が初めての議席を獲得した。

 神谷宗幣代表は港区の党本部で開いた記者会見で、初議席について「議席を取れるなら世田谷と思って臨んでいた。候補者の活動量が勝因になった」と笑顔を見せた。

 他の要因として、党の知名度向上に言及し「代表選や党決起大会、憲法草案の発表を本部で企画し、活動を重ねてきた。批判もあったが、ネット上で認知を高めることができ、交流サイト(SNS)で圧倒的に検索数が多いというデータもある。それがうまくいった」と語った。

 参政は、個人都民税の50%減税や都内で宿泊する外国籍旅行者から1泊当たり1000円を徴収する「インバウンド料金」導入などを公約。道徳心を育む教育改革なども訴えた。

 神谷代表ら党幹部が繰り返し応援に駆け付けた街頭では、多くの人が集まることも。候補者の一人は選挙期間中「組織はないが、支援者がチラシを配ってくれて、はけ具合も良くなってきている。若い人から年配まで支持は広がっていると思う」と手応えを語っていた。【春増翔太、白川徹】

毎日新聞

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