JERA、冬季にLNG調達強化 豪ウッドサイドと基本合意

2025/06/20 21:10 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 日本の発電大手JERAが、豪エネルギー企業のウッドサイドエナジーグループと冬季限定の長期契約に関する基本合意書を結んだ。

 東京都内で20日に開かれた、液化天然ガス(LNG)の生産国と消費国が一堂に会する国際会議「LNG産消会議」で、武藤容治経済産業相が発表した。JERAが近く公表する。

 JERAはウッドサイドと40年近く付き合いがあり、2026年度から10年間で約40万トンのLNG調達契約を結んでいる。今回は27年度から5年間、日本の電力需要がピークになる冬季(12月から翌年2月)に計約20万トンを輸入できる内容の基本合意書を新たに結んだ。

 武藤経産相は「日本はエネルギー安全保障に貢献する取り組みを積極的に進めている。多角的な調達を支援していく」と強調した。【中島昭浩】

毎日新聞

経済

経済一覧>