作新学院監督を謹慎処分 学生野球協会 不適切指導で部員が指を骨折

2025/06/20 17:55 

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 作新学院高(宇都宮市)硬式野球部の練習中、不適切な指導をして部員にケガをさせたとして、日本学生野球協会は20日、審査室会議で小針崇宏監督(41)を危険行為で6月9日から6カ月の謹慎処分とした。同校の上野栄一総合進学部長は「処分を重く受けとめ、しっかりと今後の対応にあたらせていただく」とコメントしている。

 同校によると、小針監督は5月23日の部活動中、守備練習で部員一人に対しグラブを外して捕球をするように指示し、部員は右手薬指2カ所を骨折するケガをした。不適切な指導だったとして同校は今月9日から小針監督を部活動指導停止処分としていた。

 7月10日から始まる第107回全国高校野球選手権栃木大会について、同校は現コーチの佐藤充彦氏(41)が監督を代行すると決定した。

 佐藤氏は小針監督と同級生で、高校時代は同校の投手として第72回選抜高校野球大会に出場し、共にべスト8に貢献した。作新大硬式野球部の監督を務めた後、昨年から母校である作新学院のコーチに就任している。【渡辺佳奈子】

毎日新聞

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