自民・森山幹事長、参院選に危機感 目標達成へ「相当頑張らないと」

2025/06/26 17:19 

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 自民党の森山裕幹事長は26日、報道各社のインタビューで7月の参院選の勝敗ラインについて、非改選議席も含めて「与党で過半数を確保する」と語った。与党で17議席以上減らさなければ過半数割れにならないため、党内には目標設定が低すぎるとの批判もある。森山氏は目標達成に向け、「相当頑張らないといけない」と危機感を強調した。

 参院選前に、石破茂首相が内閣改造や党役員人事に着手する可能性については「中東の問題があるし、米国の関税問題もある。参院選前は誰が考えても無理ではないか」と否定した。

 通常国会で採決が先送りされた企業・団体献金の是非を巡る法案審議に関しては「政党同士が自分たちのことを決めるには限界があるのではないか」と指摘。「個人的な意見」とした上で、設置が既に決まっている政治資金を監視する「第三者機関」で協議していく案を示した。

 少数与党の脱却に向けた衆院解散や連立枠組みの拡大については「(少数与党の政権運営を)今後ずっと続けていけるかは、ひと国会終わってみて、いろいろと検証してみなければいけない」と含みを残した。【東久保逸夫】

毎日新聞

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