ラサール石井氏、参院選出馬表明へ 社民、政党要件確保へ正念場

2025/06/30 11:29 

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 社民党は参院選比例代表にタレントのラサール石井氏を擁立する。30日午後に本人が記者会見し、出馬表明する。党勢縮小が続く中で政党要件を確保できるか、正念場となる。

 社民党は「55年体制」で野党第1党だった社会党が1996年に改称。当時は衆参99人が所属した。「おたかさん」の愛称で親しまれた土井たか子氏が党首に就き、護憲政党として存在感を発揮したが、党勢は徐々に衰退した。

 2020年、立憲民主党との合流のための離党を容認したことで分裂。地方組織は弱体化し、党員の高齢化も進んだ。現在、所属議員は衆院1人、参院2人で、このうち1人が改選期。

 福島瑞穂党首は18日の記者会見で「今度の参院選で2%以上(得票率を)獲得しないと政党要件を失う。憲法を生かして人権を大事にしつつ、ぶれない社民党は国会に必要だ。元気な新しい社民党を作っていきたい」と話した。

毎日新聞

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