<1分で解説>参院選ファクトチェック、衆院選の5倍超 最多は参政党

2025/08/05 17:47 

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 7月の参院選では、新聞やテレビなどのメディアが「ファクトチェック」と呼ばれる取り組みを積極的に発信し、昨年の衆院選の5倍超に急増しました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「選挙とファクトチェック」を解説します。

Q ファクトチェックってどんなことをするの?

A ファクトチェックは、新聞やテレビなどのメディアが、選挙などで広まる情報が本当かどうかを調べて、正しいか間違っているかを伝える活動です。

Q どうして選挙の時にファクトチェックが増えたの?

A 新聞やテレビはこれまで、選挙の「公平・中立」への配慮から、候補者を巡る問題の報道を抑える傾向にありました。しかし、2024年11月の兵庫県知事選などではデマや中傷がインターネットで拡散したとされ、選挙期間中も積極的に報じることになりました。

Q ファクトチェックの記事はどれくらい増えたのかな。

A NPO「ファクトチェック・イニシアティブ(FIJ)」の集計によると、今回の参院選期間中には、ファクトチェックの記事が183件も発信され、昨年の衆院選の5倍を超えました。

Q ファクトチェックの記事はどんな内容が多いの?

A 具体的な政党や団体名に触れたものが全体の半分強の93件を占め、最も多かったのが参政党の45件でした。

毎日新聞

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