自民宮崎県連会長に古川禎久氏 無投票当選 コメ失言の江藤氏後任に

2025/09/02 18:18 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 江藤拓前農相(宮崎2区)の会長辞任に伴う自民党宮崎県連会長選の立候補届け出が2日、締め切られ、県連会長代行の古川禎久衆院議員(60)=宮崎3区=の無投票での当選が決まった。

 元県連幹事長の中野一則県議(77)も立候補を届け出ていたが、2日に取り下げた。古川氏の会長就任は2日付で任期は江藤氏の残任期間の2026年の県連定期大会までとなる。

 江藤氏は2024年4月、中野県議との一騎打ちを制して会長に当選。宮崎で国会議員経験者が県連トップに就くのは19年ぶりだった。しかし、江藤氏が25年5月、コメを巡る失言で農相、さらに県連会長を辞任し、会長は空席となっていた。

 取り下げた中野県議は取材に「県連会長は地方議員という考え方に変わりはないが、党本部が今混乱している中で地方組織でも混乱しているように見えるのは私の本意ではない」と取り下げの理由を語った。【下薗和仁】

毎日新聞

政治

政治一覧>

写真ニュース