自民党総裁選に立候補している小泉進次郎農相は２７日、東京都庁で小池百合子都知事と女性活躍をテーマに車座対話を開催した。小泉氏は対談後、記者団に「国と都が連携し、東京の先駆的な施策を全国に広げていきたい」と意気込みを語った。

　車座対話は複数の女性経営者を交え、約５０分間開催された。終了後には小泉氏と小池氏が並んで記者団の取材に応じた。

　小池氏は「女性の力をどう生かすかが、東京や日本全体の発展につながる一番重要な項目だ。いろいろな例を東京が率先して作り、国と連携しながら進めていきたい」と指摘。小泉氏は「やらなければいけないことのヒントが東京の取り組みの中にいっぱいある」と応じた。

　小泉氏は、自民党が２０３３年までに党所属の女性国会議員の割合を３０％に引き上げる目標を掲げていることに触れ「（達成に向けて）できることを全てやりたい」とも語った。

　小池氏は、５候補による総裁選を争う小泉氏への期待を問われたが「女性や子どもの政策にとても熱心で、大変期待している」と述べるにとどめた。【高橋祐貴】