維新・吉村氏、高市氏と「是々非々で改革議論」 連立協議応じる姿勢

2025/10/04 19:01 

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 自民党新総裁に高市早苗前経済安全保障担当相が選出されたことを受け、日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)は4日、大阪市内の党本部で報道陣の取材に応じ、「是々非々の立場だ。維新が考える国家のあり方や本質的な改革について、しっかり議論したい」と述べた。打診があれば連立政権入りの協議に応じる姿勢をみせ、維新が重視する「副首都構想」や社会保障改革について賛否を聞く考えを改めて示した。

 衆参両院で少数与党の中、総裁選では連立枠組みの拡大も焦点の一つとなった。吉村氏は「まだ呼びかけも何もないので、言えることはない。正式な打診があれば協議するのは当然だ」と話した。

 総裁選の決選投票で敗れた小泉進次郎農相について、吉村氏は「改革派」と評価しており、二人の関係は近いとされる。一方の高市氏について、吉村氏は「政策通」とした上で「関西出身の政治家で、副首都が必要だと総裁選でも言ってくれた。根底では通じていると期待している」と述べた。

 総裁選については「論戦は活発にならなかった。何のための総裁選なのかと思うくらい、政策論争にとがったものはなかった」と指摘した。【鈴木拓也】

毎日新聞

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