JICA、科学技術協力隊創設へ 若手研究者を途上国に派遣

2025/10/06 16:06 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 国際協力機構(JICA)は「国際協力の日」にあたる6日、若手研究者を途上国へ派遣する「科学技術協力隊」を設立することを明らかにした。公募ではなく、大学や研究室をベースにした派遣で、2026年度からの実施を目指す。

 青年海外協力隊事務局によると、途上国の研究に貢献するとともに、現地での活動や成果を国内に還元させることが狙い。大学の研究室などに所属するポスドク(任期付きで研究を続ける博士研究員)などが対象で、研究費も支援する。

 科学技術協力隊の設立は、海外協力隊60周年を記念したイベントで発表された。イベントでは協力隊の歩みが紹介されたほか、帰国隊員が途上国での経験を生かし、日本の社会課題解決に貢献している事例が報告された。【川崎桂吾】

毎日新聞

国際

国際一覧>

写真ニュース