自維が協調なら…衆院あと2議席で過半数 麻生氏、少数会派と会談

2025/10/16 17:27 

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 自民党の麻生太郎副総裁が今週、東京都内で衆院会派「有志・改革の会」(7人)の幹部と会談し、首相指名選挙での協力を求めたことが分かった。高市早苗総裁も16日に参政党の神谷宗幣代表と国会内で会談し協力を要請した。日本維新の会と連立協議を進める中、「高市首相」誕生に向けて過半数の獲得に力を注いでいる。

 有志・改革の会は、元民主党系無所属議員の「有志の会」4人と、維新に離党届を提出し除名処分となった3人が合流し6日に結成された。自民、維新が協調した場合、衆院で2議席を加えれば過半数に達するが、同会派は政策的に自民に近い議員もいるものの出自はそれぞれ異なる。16日に会派内で対応を協議したが、結論は出なかった。

 参政の議席数は衆院3、参院15。自維参3党が結束すれば衆参両院で過半数を得られる。神谷氏は高市氏との会談後、連立入りについては「絶対にしないと公言している」と否定したが、首相指名選挙の対応については「党で検討する」と語った。

 神谷氏は「我々のスタンスは独立独歩で、国益を最優先にした行動をする」と述べる一方、高市氏とは「半分くらい重なるところがある。高市さんが首相になるなら、日本は少しいい方向に行くのかなという期待はある」とも語った。【富美月、神山恵】

毎日新聞

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