阪神・才木浩人、課題のフォーク決め球にならず 五回3失点で降板

2025/10/16 21:18 

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 ◇阪神―DeNA(16日・甲子園)

 改善を試みてきた球種が使えず、球数の多い苦しい投球を強いられた。阪神の先発、才木浩人は五回までに101球を投げ、3失点で降板した。

 一回から課題のフォークが決め球にならなかった。この試合、初めてフォークを投げたのは9球目。2死走者なしでDeNAの3番・佐野恵太を2ストライクと追い込んだ後、137キロのフォークで仕留めようとしたがボールになった。

 さらにフォークを2球続けたが佐野は反応せず、ボール球になった。その後も、フォークを決め球にしようと試みるが相変わらず打者の反応は悪く、他の球種で勝負せざるを得なくなったところを痛打された。

 今シーズンは、防御率1・55で念願の最優秀防御率のタイトルを獲得した。「真っすぐが良くて、スライダーもまあまあ使えて」と振り返ったが、その一方で「フォークの精度がめちゃくちゃ悪く、落ちも悪くて、ちょっと改善の余地があるかな」と自ら課題に挙げていた。

 空振りを取れず、ボール球は見逃されるため、落差の大きいフォークを求めた。ポストシーズンに向けて改善を試み、「手応えを感じた」と話していたが、まだ自分のものにはなっていなかった。【荻野公一】

毎日新聞

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