先発託された日本ハム・福島蓮が堂々の好投 CSファイナル第2戦

2025/10/16 21:23 

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 ◇ソフトバンク―日本ハム(16日・みずほペイ)

 敗れれば王手をかけられる第2戦、日本ハムが先発を託したのは育成ドラフト出身で支配下登録2年目、22歳の福島蓮。堂々たる投球を披露した。

 登板前には「緊張すると思います」と話していたが、序盤からフル回転。力強い速球に加え、変化球のコントロールも良好で、加藤武治投手コーチも「的を絞らせないピッチングができている」とたたえる内容だった。

 四回には柳町達の左翼線二塁打で、ソフトバンク打線にこの日初めての安打を許したが、崩れない。続く3番・栗原陵矢を直球、4番・中村晃をフォークで空振り三振に切って取った。

 八回途中で降板。継投した上原健太が痛恨の3ランを浴びたが、先発として試合はしっかり作った。

 ペナントレースでは8月から9月にかけて先発ローテーションの一角として貢献。8度の先発登板で無傷の5勝と貢献した。

 ソフトバンクに対しては、9月30日のみずほペイペイドームでの一戦で先発し、3回無失点と踏ん張ったことで、今回の起用に至ったと思われる。

 2021年春の選抜高校野球に、21世紀枠だった青森・八戸西高のエースとして出場した右腕。プロの舞台でも成長した姿を見せてくれている。【岸本悠】

毎日新聞

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