立憲、公明が党首会談 維新の議員定数削減は「議論のすり替え」

2025/10/17 18:11 

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 立憲民主党の野田佳彦代表と公明党の斉藤鉄夫代表は17日、国会内で会談した。両氏は日本維新の会が自民党との連立協議で求めている国会議員定数の削減について「企業・団体献金の議論が進まないから、定数削減の議論に持っていくのはすり替えだ」との認識で一致した。斉藤氏が会談後、記者団に明らかにした。

 野田氏は会談後、維新が21日召集の臨時国会で議員定数削減を決めるべきだとしていることに「あまりに乱暴なやり方だ。将来の選挙制度改革について議論すること自体はいいが、臨時国会で、というやり方はおかしい」と強調した。

 党首会談では、公明がまとめた企業・団体献金の受け手を制限する案に、野田氏が協力する方針を表明。臨時国会中に「決着させるべきだ」との考えで一致した。また、野田氏は首相指名選挙で野党統一候補が決まった場合に、決選投票での協力を要請。斉藤氏は「持ち帰って検討する」とした。【野間口陽、池田直】

毎日新聞

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