安保3文書改定、有識者会議を4月開始へ 自民は議論本格化

2026/03/02 19:29 

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 政府が、国家安全保障戦略など安保関連3文書の改定に向け、有識者会議の初回会合を4月後半に開催する方向で調整していることがわかった。複数の政府・与党関係者が2日、明らかにした。自民党安全保障調査会も同日、文書改定に向けた議論を始めた。4月下旬までに政府への提言をまとめる方針だ。

 有識者会議では防衛力の抜本的強化のため、必要な装備や運用体制、予算規模などを議論する。年内の3文書改定に向け、年末までに提言をまとめる。有識者は10人以上が参加し、防衛や外交に加え、宇宙空間やサイバー分野といった新たな領域の専門家も参加する見通しだ。

 政府関係者は「安全保障は従来の分野にとどまらず拡大している。しっかり戦略に組み込まなくてはならない」と述べた。

 一方、自民安保調査会は2日、党本部で会合を開いた。防衛装備品の輸出拡大に関する提言を2月下旬にまとめて議論に区切りがついたことから、3文書改定に向けた議論を本格化させる。小野寺五典会長の後任として浜田靖一元防衛相が就任した。

 この日は慶応大の神保謙教授(国際政治学)から、日本を取り巻く安保環境の変化についてヒアリングした。米国、中国などの軍事バランスや核抑止を巡る国際情勢の変化、無人機やサイバー攻撃といった新たな戦い方などについて話題になったという。出席した国防族議員の一人は「3文書改定に向けて、党内でも議論を急がなくてはならない」と述べた。【遠藤修平、竹内望】

毎日新聞

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