栃木の中道が機能不全 2人離党 「分党し再スタートすべきだ」
中道改革連合が、栃木県内で機能不全に陥っている。2月の衆院選で落選した栃木2区の福田昭夫、同4区の藤岡隆雄両元衆院議員が離党届を提出したためだ。軸となるはずの2人の離脱で先行きが見通せない状況だ。
福田氏は3月31日付、藤岡氏は4月1日付で党本部に届け出た。いずれも今後は無所属で活動する方針だ。
福田氏は3月31日の記者会見で、中道について「大失敗だ。分党して立憲民主党と公明党で再スタートすべきだと小川淳也代表に伝えた」と述べた。藤岡氏は取材に「自民党と競い合える政党のあり方を見つめ直したい。将来については白紙だ」と語った。
中道は衆院選の直前に、立憲と公明の衆院側が合流して結成した。県内では党公認で福田、藤岡両氏のほか、1区から小池篤史氏、3区から伊賀央氏が立候補したが全員落選した。
衆院選で大敗したことから当面、参院側と地方組織は、立憲と公明が存続することが決まっている。
中道は正式な県組織をこれまで置いていない。4氏はいずれも立憲出身ということもあり、同党県連から一定の支援を受けてきた。中道の階猛幹事長は1日「地方組織がない」とも発言している。
ただ、次期衆院選を目指し活動を継続するためには、基盤となる体制を整える必要がある。当選7回の福田氏、2回の藤岡氏の離党は中道にとって大きな痛手だ。
一方、1区の小池氏、3区の伊賀氏は離党しない意向を示す。小池氏は「野党の軸をどうやって立て直すか知恵を絞りたい」と強調し、伊賀氏は「党本部の方向性が見えない中、軽々に判断しかねる。ただ立憲には強い思い入れを持っている」と述べた。
来春に迫る統一地方選への対応も含め、中道としての活動方針は何も決まっていないのが実情だ。【仙石恭、藤田祐子】
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