ハワイ中止、ベトナム延期 “不信感”指摘される福岡県議会の視察

2026/05/08 16:01 

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 福岡県議会が、5月に予定していた海外視察を中止や延期していることが8日、議会事務局への取材で判明した。6~9日に予定していたベトナムへの海外視察を延期し、20~23日の米ハワイ行きは中止した。

 ベトナムは現地議会との友好交流と環境問題の意見交換のため訪問予定だったが、4月23日に延期された。議会事務局は「旅行会社の選定方法の見直しの遅れなどにより、参加者の調整もつかなかった」としている。

 また米ハワイは、県とハワイ州の姉妹提携45周年行事に参加する計画だったが、派遣予定の県議の体調不良で取りやめになったという。

 県議会の海外視察を巡っては、これまで特定の旅行会社数社と随意契約が続き、契約後の増額変更が常態化。当初契約から約10倍に増額された例もあり、県監査委員から「県民に不信感を抱かせるおそれ」があると指摘されていた。

 このため県議会は3月、海外視察のあり方を議論するプロジェクトチーム(PT)で、選定業者の候補を増やしたり、契約前に議会側が委託費の上限をあらかじめ設定したりするなどの改善方針をまとめていた。

 一方、2024年6月のPTの中間答申で、海外視察の報告書を県議会ホームページで公表するとしたが、初の公表は26年4月でエジプト(24年11月)と中国(25年8月)のみだった。24年6月以降に10回以上の海外視察が実施されたが、公表は「調査目的」とする2件にとどまり、ハワイや韓国などは公表されていない。【宗岡敬介】

毎日新聞

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