中国外務省発言は「事実に基づかず残念」 防衛省報道官が反論
日本を「新型軍国主義」と批判する中国側の言説を小泉進次郎防衛相が「虚偽の主張」と否定したことを巡り、中国外務省の副報道局長が「全く根拠がない言い逃れだ」などと非難したことについて、防衛省の安居院公仁報道官は2日の記者会見で「引き続き事実に基づかない主張を繰り返しているだけで、少なからず残念な反応だった」と述べた。
安居院氏は中国の国防費や核弾頭・爆撃機保有数の推移を挙げ、「中国政府自身は自国の軍事力や装備について全く透明性を欠いている」と批判した一方で、日本は「高い透明性を保ちながら防衛力を着実に整備している」と述べた。
中国外務省の副報道局長が小泉氏による中国側への対話の呼びかけを「見せかけのポーズで何の誠意もない」と拒絶したことについては、「国家間に認識の違いや摩擦は生じるものであり、言いたいことがあれば直接対話の場で言ってもらいたい」と指摘。「(中国は)戦後の国際秩序や日本国憲法についても独自の主張や解釈を繰り広げているが、事実ではないのは誰の目にも明らかだ。日本は近年一貫してASEAN(東南アジア諸国連合)で最も信頼され続けている国だ」とも語った。
小泉氏は5月31日、アジア安全保障会議の演説で、中国を念頭に「核兵器と戦略爆撃機を大量に保有する国があるのに、いずれも持っていない日本が『新型軍国主義』と呼ばれるのは奇妙だ」と発言。中国外務省の副報道局長が「歴史や事実の前では無力であり、アジアの隣国や国際社会の信頼は得られない」と反発していた。【竹内望】
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