高市首相「28年3月末まで安定」 原油調達の多角化進展

2026/06/11 19:46 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 高市早苗首相は11日、首相官邸で開いた中東情勢に関する関係閣僚会議で、7月の原油調達について前年実績の約10割を確保できるめどが立ったと明らかにした。6月に続き7月も石油の国家備蓄放出は実施しない。首相は「8月以降に75%の代替調達にとどまると仮定しても、2028年3月末までの安定供給が可能になった」と述べた。

 政府によると、6月の調達率は現時点で8割程度。7月は米国から前年比で10倍以上の原油が調達できる見通しで、ほぼすべての原油をホルムズ海峡を経由せずに調達できるようになった。主な調達先は中東や米国、アジアなどで、原油供給源の多角化が進展している。

 ナフサについては、国際価格が中東情勢悪化前の2倍に高騰していたものの、「直近では約1・2倍まで下落した」と指摘。「ナフサ由来の石油製品は年度を越えて供給継続が可能だ」と強調した。供給不足が懸念される潤滑油についてはメーカーから直接販売する仕組みを新設して対応すると述べた。【高良駿輔】

毎日新聞

政治

政治一覧>