漫画海賊版サイト運営者、韓国へ引き渡し 日本国籍者で初めて

2026/06/11 20:16 

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 韓国法務省などは11日、漫画やウェブトゥーン(縦読み漫画)を無断掲載する海賊版サイトを運営していた日本国籍の男性(37)の身柄が、日本当局から引き渡されたと発表した。男性はもともと韓国籍だったが、2022年に日本国籍を取得していた。サイトには日本の人気漫画「スラムダンク」や「ワンピース」なども違法掲載されていた。

 韓国政府によると、02年に日韓犯罪人引き渡し条約が締結されて以降、日本国籍者が引き渡されるのは初めて。韓国政府は「韓国の文化コンテンツ産業全体に被害をもたらす海外の著作権侵害者に対し、最後まで責任を追及するという政府の揺るぎない意思を示した」とコメントした。

 発表によると、男性は15年からサイトを運営し、漫画作品約1400点を掲載。17年に韓国から日本に拠点を移していた。韓国法務省は24年1月に警察・検察からの要請を受け、日本側と協議していた。

 日韓犯罪人引き渡し条約は、死刑や無期懲役、1年以上の拘禁刑に当たる犯罪について、相手国の要請に応じて容疑者らの身柄を引き渡すことができる。

 韓国では海賊版サイトによるウェブトゥーンなどの著作権侵害が問題となっている。韓国政府は5月、違法コンテンツサイトへのアクセスを緊急遮断する制度を導入した。従来は審議や行政手続きを経る必要があったが、新制度では文化体育観光相が違法性と緊急性が認められる場合に即時遮断を命令できる。初日の措置では、34サイトへの接続が遮断された。

 実施後、韓国の崔輝永(チェ・フィヨン)文化体育観光相は「措置により正規配信サービスの加入者数が大幅に増えた」と明らかにした一方、「制度の穴が多く、違法サイトが逃げ回りながら活動している」と述べていた。【ソウル日下部元美】

毎日新聞

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