消費減税、地方減収分を国が穴埋めへ 住民サービスへの影響避け

2026/08/12 18:26 

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 政府は、2027年4月から2年間限定で飲食料品の消費税率を1%に引き下げることに伴う地方の減収分について、国が穴埋めする方向で検討に入った。消費税は社会保障の財源として活用されており、地方財政への影響を避ける狙いがある。

 税率を現行の8%から1%に引き下げると、国と地方合わせて年約4・3兆円の減収が見込まれ、このうち地方分は約1・6兆円を占める。

 地方の減収分を国が補塡(ほてん)する際に交付する地方特例交付金で措置する案が浮上している。これまでも住宅ローン減税や、岸田文雄政権(当時)が実施した1人当たり4万円の定額減税などで活用された。5日に閣議決定された消費減税の基本方針では「地方の財政運営に支障が生じないよう適切に対応する」としている。

 消費税は年金、医療、介護、少子化対策といった社会保障経費などに充てられ、穴埋めができなければ住民サービスに影響が出かねない。全国知事会などは5日、「必要な財源の確実な措置」を求める声明を発表していた。

 一方、消費減税に合わせて実施する所得に連動した給付については、政府が地方にも一定の財政負担を求めており、地方は全額を国が負担すべきだと反発している。【妹尾直道】

毎日新聞

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