古謝氏は何を語った? 「寛容性」と「決断力」で県民に向き合う

2026/09/13 22:26 

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 13日に投開票された沖縄県知事選は、無所属で新人の元那覇市副市長、古謝玄太(こじゃ・げんた)氏(42)が初当選を確実にした。

 古謝氏は自民、日本維新の会、国民民主、参政、日本保守の各党と公明党県本部から推薦を受け、高市早苗政権からも支援を受けた。古謝氏は同日夜、那覇市の事務所で報道陣の取材に「2期8年の県政を継続するか、刷新して新しい県政で沖縄を前に進めるのかを選択する選挙だった。玉城デニー県政にも敬意を表しながら、前に進めていきたい」と決意を語った。【池田直】

 古謝氏と報道陣との主なやり取りは以下の通り。

 ――早い段階で当選が確実となった。

 ◆全く予想をしていなかったので、実感が湧いていない。本当に多くの皆様にご支援いただいた。心から感謝を申し上げたい。ありがとうございます。

 ――どのような訴えが有権者の判断につながったと捉えているか。

 ◆2期8年の県政を継続するのか、刷新して新しい県政で沖縄を前に進めることを期待しているのか、それが問われた選挙と思う。多くの方が沖縄を前に進める選択をしていただいたと受け止めている。これまでの2期8年の(玉城)デニーさんの県政にもしっかり敬意を表しながら、沖縄を前に進めていきたい。

 ――今年は沖縄戦から81年、復帰してから54年。選挙戦を通して沖縄が変化していると感じるか。

 ◆戦後81年、復帰から54年がたち、多くの現役世代はもう復帰後生まれになってきている。これまでの沖縄の歴史や苦労をしっかりと受け止めながら、平和に関する発信もしていきながら、これからの時代、どのような沖縄を作っていくのか。それはやはり多くの皆さんが考えていることであり、私に期待された部分ではないかと思う。

 ――選挙戦では寛容性、多様性を持って決断していくということを繰り返し述べていた。知事になって初めに決断したいことは。

 ◆首長は幅広い分野を所管するので、どれが一番なのかということはない。今一番困っている暮らし、物価高騰、新たな産業育成、更には子供の貧困を含む子育て支援にはしっかり早速、力を入れていきたい。

 ――一方、沖縄は基地問題を抱える。古謝氏は辺野古移設について容認の立場だが、日米両政府にどう向き合って対応していくか。

 ◆この問題の原点は普天間飛行場の危険性除去、できるだけ早期の跡地利用だ。文書としては8条件の合意があるので、8条件をどう合意をしていくのか。普天間飛行場の返還期日、工事の日程は発表されているが、明確な返還期日は示されていないので、しっかりと政府に期日の明確化を求めていきたい。

 ――明確化を求める道筋のプランがあるのか。

 ◆枠組みが大事だと思っている。閣僚級が構成者となっている沖縄政策協議会の場で、基地負担軽減についてもしっかり求めていきたい。

 ――選挙戦は家族も一緒に戦ってきた。

 ◆もう感謝しかない。4年前の参院選の時から、妻には私の分身以上の存在として一緒に戦わせてもらった。今、少し笑いが起きている。私より演説がうまいと定評のある妻だ。<会場から笑いと拍手>さらには今回、18(歳)になった娘も総決起大会に登壇して応援のあいさつをもらって、親としてはすごくハラハラもしたが立派な応援をして、本当に家族に助けられた。家族一丸となって臨んだ選挙なので、心からの感謝しかない。ありがとうございます。

 ――SNSを通じて発信していたが、今回の選挙戦を通じて感じたことは。

 ◆沖縄知事選挙という一自治体の選挙で、ここにいらっしゃるメディアの方々にかなり県外から入ってきて、今までと大きく様相が違っていたと思う。多分それがまたSNSでの発信になったのかなと思う。お互いがお互いをさらに強くしている部分があるのかなと思う。

 ただ一方、SNS等で虚偽の情報、デマで作った間違った画像が出回っていくことについては、深く危惧をしている。候補者はどんな立場でも地元を良くしたい、沖縄の未来を良くしたいという気持ちで挑んでいるので、虚偽の情報、間違った情報を発信するということは民主主義をないがしろにすることだ。この後、大きな課題になってくるのではないかと思う。

 ――県民にどう向き合っていきたいか。

 ◆まさに選挙戦中に私が申し上げた「寛容性」と「決断力」の部分だと思う。私に投票しなかった皆さんも含めて、この146万人県民の代表となるわけなので、どんな意見も否定せず、しっかりと話を聞いて説明をする。政策決断についてはしっかりと進める。そういった県政を目指したい。

毎日新聞

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