「お前は全然ダメ」と部下を叱責 パワハラで警視を本部長注意 群馬

2025/01/10 14:29 

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 「お前は全然ダメ」などと部下を強く叱責するパワーハラスメントがあったとして、群馬県警本部の警視が本部長注意を受けていたことが10日、県警への情報公開請求で判明した。

 監察課によると、警視は2024年6~10月、部下の職員から業務報告を受ける際、他の職員の前で「そういうことじゃねえんだよ」「お前は全然ダメ」などと不適切な発言を繰り返したという。職員から警視の上司への相談で発覚した。警視は「私の指導に納得していると思っていたが、思い込みだった」などと話しているという。

 また、複数の職員に対し性的な発言を繰り返すセクシュアルハラスメントをしたとして、警察署の警部が本部長注意を受けていたことも判明。同課によると、警部は24年3~11月、業務中の複数の職員に対し、性的に強い不快感や嫌悪感を与える発言を繰り返した。職員らからの相談で発覚し、警部は「職員に嫌がった様子はなかったと思う。身上把握の一環で聞いていた」と話しているという。

 警視と警部の処分はいずれも24年12月25日付。それぞれ配置換えとなった。【加藤栄】

毎日新聞

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