林芳正官房長官は１０日の記者会見で、米西部カリフォルニア州ロサンゼルス近郊で続く大規模な山火事における邦人の被害について「現時点までに生命、身体に被害が及んでいるとの情報には接していない」と述べた。

　山火事は強風にあおられて市街地に延焼しており、ＡＰ通信によると、８日夜までに少なくとも５人が死亡、２０００棟以上の建物が焼けた。林氏は「心からお見舞いを申し上げる。犠牲になられた方々に心からの哀悼の意を表すとともに、被害に遭われた方々の回復を願っている。この困難な時に日本は、米国や米国民とともにある」と語った上で「米国から支援要請がある場合には必要な支援について検討していく」と話した。【鈴木悟】