ブルーインパルス、万博での飛行を再検討 開幕日に悪天候で中止

2025/04/17 18:17 

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 大阪・関西万博の開幕日に悪天候のため中止された航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」の展示飛行について、空自トップの内倉浩昭航空幕僚長は17日の定例記者会見で、実施する方向で検討を始めたことを明らかにした。時期は万博終了まで幅広く検討するという。

 内倉氏は「『もう一回飛んでください』との声をメディアやSNS(交流サイト)でもたくさん見た。本当にありがたい。それにお応えできるようにしっかりと検討、調整したい」と述べた。

 ブルーインパルスは6機編隊で万博開幕日の13日、関西国際空港を離陸した後、1970年の大阪万博のシンボル「太陽の塔」など大阪府内のランドマークを巡り、正午ごろから約15分間、万博会場上空で展示飛行を披露する予定だった。

 だが3機が上空から視察したところ、視界が悪く中止を決定。江尻卓・飛行隊長は報道各社の取材に「今季1回目の飛行展示で気合が入っていたが、天候には勝てなかった。苦渋の判断だった」と話した。

 日本国際博覧会協会の副会長を務める吉村洋文・大阪府知事は万博開催中に改めて飛行させるよう、中谷元・防衛相に要請していた。【松浦吉剛】

毎日新聞

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