ひょうで梅に打撃、被害額47億円 過去10年間で最大 和歌山

2025/04/19 09:20 

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 和歌山県は18日、今月降ったひょうによる梅の被害額が約47億1241万円に上ったと発表した。被害面積は約4231ヘクタールで、県内の広い範囲にわたっている。被害額は昨年の約21億円の倍以上となっており、少なくとも過去10年間では最大としている。

 県によると、ひょうによる被害を確認したのは、6~15日のうち計4日間。落果や傷果により、田辺市やみなべ町、串本町、日高川町など広範囲で被害がみられる。今年の着果は、平年より少なめだったという。

 県農林水産振興課の担当者は「今年は被害面積が昨年にも増して広く、被害金額も大きくなっている」と説明している。

 県では、当面の運転資金の融資など、被害を受けた農家への支援策も検討している。【藤木俊治】

毎日新聞

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